ツイッターで話題の釣り小説『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』をあなたはご存知ですか😊?
連日、沢山の釣り好きによってツイートされてるのこの小説。
あまりにもよく目にするし内容がめっちゃ気になる〜ってことで、私もAmazonで購入しちゃいました〜♪
今回は武内貞志さんの『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』を読んだ感想を紹介します!
タイトルが男のロマン全開な感じでかっこいいですよね。
読むと、釣りも仕事も真剣に頑張りたくなる本!
「最近、本命が釣れないな〜」と感じてる人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
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『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』のあらすじ
破滅をも恐れず、幻の巨大イトウを追い求め、まるで修行者のような日々を重ねる、ある男の魂の軌跡を描く、巨大魚イトウ釣りをテーマにした斬新なフィクション
引用元:Amazon
日本一の巨大イトウを自分こそが釣ると、心に誓った主人公の正人。
決して諦めない強い意志で心技を磨きながら、自分を追い込むように仕事とイトウ釣りに明け暮れる日々。
イトウ釣りの師匠清太の教え、恋人愛子との結婚そして別れ、仕事での活躍や周囲の嫉妬、新しい恋人いずみとの出会い…
正人はイトウ釣りを通して仕事や私生活の大切さを学び、あらゆる困難や挫折にも立ち向かいながら、幻の巨大イトウを追い求め突き進んで行く…!!
果たして正人は幻の巨大イトウを釣り上げることができるのか!?
『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』を読んだ感想
さすが釣りに親しんできた作者が書いた小説。(作者は北海道生まれで小さい頃から釣りを楽しんでいたそうです)
めちゃくちゃ、釣りの臨場感が伝わってくる〜!!
正人とイトウの格闘シーンは迫力があって読んでる私もドキドキ😳
さらに、イトウと正人の心理戦では緊迫感もリアルに伝わってくるので、間違いなく釣り経験者は「今すぐ釣りに行きたい!」ってなるくらい興奮すると思う!
イトウ釣りが、どんな釣り道具を使ったらいいのかや、どんなポイントがいいのかなどがストーリーの中で自然に学べるのも面白い✨
釣り道具や釣りのテクニックが頻繁に出てくるんやけど、釣り初心者でもわかるように解説がついてるし、会話や心情が多く書かれてるから、ドラマのようにテンポよく読める!
なので、普段あまり本を読まない人でも読みやすいと思います👌
正人の鬼気迫る巨大イトウ釣りへの挑戦の日々や、仕事や生活などの背景がメインに書かれてる作品ですが、とにかく正人が執念じみてすごいんです。
巨大イトウを釣る為にノルマを課すかのごとく、自分を追い詰めて釣りに打ち込む姿は、巨大イトウがなぜ「幻」と言われるかという現実をむざむざと叩きけられてるようで、過酷さがひしひしと伝わってくる。
私なら数回でギブアップする自信あるわ〜(ー ー;)苦笑
でも、そんな超ストイックな正人でも釣りをサボった日には、「昨日もし川に立っていたら釣れたかもしれない」という葛藤する姿があったりと、釣り好きなら誰しもが共感できる心情が合間合間に出てくるので、妙に引き込まれる。
また、正人の恋人『愛子』との関係も目が離せない!
私が女やからか愛子の気持ちがめちゃくちゃわかるんですよね(>_<)
愛子は後々正人と結婚するんやけど、私ならこんな旦那いらーん!(本音)
恋人の間は、理解しようってスタンスでいれるんやけど、夫婦になるといくらなんでも、「もっと家庭(私)のことも考えろよ!」ってなるのめちゃわかる〜!!
(私はまだ独身やけど。笑)
いくら釣りが好きな私でも、正人の24時間体制での仕事と釣りの生活は無理だな(ー ー;)
愛子が出てくるシーンは、女性ならではの恋人を理解したいと葛藤する気持ちがすごく共感できるので女性必見シーンやと思います!
そして、私が一番心に刺さったのが『清太』氏と正人の会話シーン。
てゆうか、清太氏がほんと渋くてかっこいいんです!
清太氏とは、巨大イトウ釣り師たちが密かに通っている喫茶店ウィングのマスターで、正人のイトウ釣りの師匠に当たる人物。
この清太氏は、正人にイトウ釣りのマナーや心得を教えてくれるんやけど、まるっと教えるんじゃなくって自分でやりながら考えて答えを見つけなさいというスタンス。
その清太氏から正人が察して学んでいく姿がまたいいんよね。
時々ヒントを多めに出してくれたりする清太氏がお茶目でこれまた良き(´Д` )笑
清太氏の言葉は、イトウ釣りを通して仕事や生活においても大事なことを教えてくれる。
「仕事が半端になるならイトウ釣りを辞めたほうがいい。イトウがいるから仕事ができるし、仕事でお金を稼ぐから釣りができる。」
「仕事しないで大物を釣ったところで誰も褒めてくれないし、尊敬もしてくれないぞ。最後には周りの人から見放されてしまう。」
正人が巨大イトウを追い求めるあまり、仕事を辞めて大物イトウ釣り師として生きていこうとした時に清太氏が言ったこの教え。
「そりゃそうだ!」って大きくうなずきたくなるくらい当たり前のことを言ってるんやけど、自分が尊敬している人生の先輩が言う言葉ってだけですごい重みがある。
ここのシーンでは清太氏が正人に言った言葉やけど、今の私に言われてる感じがしてグサグサ刺さった!
私、好きなことしか頑張ってない…ってハッとしたよね。
仕事も私生活も頑張ってるからこそカッコイイ!
なんだか私もがんばらなきゃ!と自然に思えました(*^_^*)
この小説には他にも、まるで自己啓発本かのごとくメッセージ性のあるフレーズが散りばめられいてるので、読んでてやる気が湧いてくる!
特に好きなのがこのフレーズ。
「情熱的であり続けろ。愚かであり続けろ。人生の時間は限られている。自分の気持ちに従わない理由などこの世に存在しない。」
そうなのよ〜!人生の時間は限られてるのよ!
ちょっと熱血でクサい言葉なんやけど、
自分は今精一杯頑張った悔いのない人生を選択できてるのか?
自分の気持ちを偽って時間を無駄にしてないか?
…と考えさせられる深い言葉やな〜と思った。
なんとな〜く日々を過ごすのもいいんやけど、なんかちょっと姿勢を正したくなるような、もっと人生を大切に過ごす為に頑張ろうって気持ちになる。
その他にも、釣り人あるあるもふんだんにでてくるので、「そうそう!わかるわ〜!」って共感できるところがいっぱい!
特に、初めて正人がイトウを釣った日に居酒屋で友人たちにその時の様子を自慢してるシーンで、
「釣りの話はベテランでも初心者でもたいがい嘘が混じっている」のくだりは、なんだかわかる気がして読みながらクスッと笑ってしまった。笑
まぁ、嘘は言い過ぎやろとは思ったけど、誇張はしてるよね絶対。笑
それぐらい釣れた時のことって興奮して喋っちゃうというか。笑
正人の友人が「どうしたらイトウちゃん掛かってくれるのかな?」のイトウにちゃん付けしちゃうところもなんか、釣り愛が溢れてて個人的にすごい好きなシーンの1つ😇
あと、「釣り人は皆、心のどこかで自分が一番だと思っている。」の一文は妙に納得。
心を見透かされたようでなんだか顔がニヤけてしまった。笑
確かに、そんな風に思ってるからこそ自分だけ釣れないと「悔しい!」って思ったり、「よっしゃ!やってやったぜ〜!」って自慢したくなったりするんやろな〜。
こんな風にシリアスだけでなく、釣り好きがちょっとニヤついてしまう内容もあって飽きさせない感じが、この本の魅力的な部分だと思います😊
まとめ:『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』は釣りも仕事も頑張りたくなる情熱的な本だった!
以上『大物釣り師 幻の巨大イトウに挑んだ男』の感想でした〜😄
最近いろんなことに頑張れてないな〜って感じてる人に読んでもらいたいな〜!
私にとって忘れかけた熱い気持ちを思い出させてくれる本でした!
私自身、楽しみばっかり追いかけておろそかになってしまってることがいっぱいある💦
最低限自分の思い描くかっこいい人になりたいと思った✨
挫折も乗り越えて得るモノがある!
ひゃ〜深いイイ話だったわ〜!
これを読んでイトウ釣ってみたくなったけど、大物狙って何年も通い続けるまでは頑張りたくはないな〜←おい
小ぶりなのでいいから一匹はイトウをいつか釣りたいと思います☺笑
熱い気持ちになって釣りにもめちゃくちゃ行きたくなる本なので、「今日は天気が悪くて釣りに行けないな〜」って時に読んで気持ちを盛り上げるのにオススメです♪
きっと、次の釣行は「大物を釣るぞ〜!」と気合満々で楽しめますよ😉
ぜひ、興味のある方は一度読んでみてくださいね💓
コメント
コメント一覧 (3件)
まさし君に教えてもらいました。
本当に嬉しく思います。
ありがとうございます。
武内貞志さん♪
わぁ!!
作者さまから直々コメントしてくださるなんてめちゃくちゃ嬉しいです!
ありがとうございます(*^_^*)
大物釣り師楽しく読ませていただきました♪
楽しんでもらえてよかったです!
創作小説なので面白くなるように話をかなり大げさに書いていますがw
山と渓谷社の勝峰富雄社長室長に出版の機会を与えてもらいました。
まりっぺさんのように喜んでもらえる読者がいて本当に嬉しく思います。
これかたブログを拝見させてもらいます。
今後のまりっぺさんのご活躍楽しみにしてます!!